投資家を呼び戻そうと金融取は今年2月、証拠金に対する運用の上限倍率を従来の30倍から50倍に拡大しました。4月からは、さらに100倍にしました。その結果、取引量は月約100万枚ペースで増加したのです。4月には677万枚と過去最高の昨年10月の588万枚を抜き、5月も最高水準で推移したのです。
ただ、運用額の増加は利益が大きい半面、損失も一気に膨らむことになります。安い手数料で投資家を集める取引所を通さない店頭FXでは、さらに高い倍率も扱っており、「700倍を受け付ける業者もある」(業界関係者)のです。
金融被害に詳しい荒井哲朗弁護士は「リスクの見えにくいFXに高い倍率を容認すると、投資家に重大な損害を与え得る」と指摘します。金融庁も5月に顧客保護を目的に、FXすべての上限倍率を25倍にする規制案を発表しています。2010年夏に50倍とし、11年には25倍に規制する方針です。
今後の成り行きが注目されます。
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